公益社団法人日本山岳ガイド協会と愛媛県警察は、2016年9月28日、安全登山の啓発活動及び山岳遭難の対応を迅速に行うことを目的として、県警察本部長と日本山岳ガイド協会理事長との間で協定を締結しました。本協定は、愛媛県警察がコンパス登山届システムにアクセスし、登録されている登山届を閲覧し、救助や捜索で活用できることを定めています。
愛媛県内には、100名山のひとつ西日本の最高峰であり古来より霊山として崇められてきた「石鎚山」が鎮座しています。標高は1,982mですが、選択する登山ルートによっては鎖場などの難度の高い上級者向けのコースがあるため、登山者には相応の技術や知識を求められる山でもあります。
愛媛県内では山岳遭難が増加傾向にあります。低山が連なる峰々ではあっても、気象の変化やちょっとした油断、過信によって、思わぬ事故を招いてしまうのが自然と対峙する登山の恐ろしさでもあります。登山者の皆さまにおかれましては、自分が登ろうとしている山についての理解、そして登山計画、装具の備え、更に気象条件などが変化した際の対応策などを考慮して、安全に安心して登山を楽しんでください。
愛媛県警察では、県内を登山する方々の登山届をコンパスで受け付けております。登山届の提出を習慣化してください。