公益社団法人日本山岳ガイド協会と静岡県警察は、2014年12月19日、安全登山の啓発活動及び山岳遭難の対応を迅速に行うことを目的として、警察本部長と日本山岳ガイド協会理事長が署名を行い締結しました。本協定は、静岡県警察がコンパス登山届システムにアクセスし、登録されている登山届けを閲覧し、救助や捜索で活用できることを定めております。
静岡県の山々は世界遺産に登録された富士山を筆頭として、南アルプス、伊豆半島、箱根周辺、大井川周辺、遠州周辺など、低山から高山まで広範囲に峰を連ねています。山々では多様な登山コースを楽しむことができますが、最近では登山者が自らの力量(体力、経験、技術、装備、知識など)を超えるルートを選び、無理、無謀な登山をしたことで事故や遭難に至るケースが多くなっています。静岡県の山々は奥深いエリアが多いため、事前にしっかり情報を収集し、万全の装備と自分の体力にあったゆとりある登山計画を立て、更に家族や近しい友人と計画を共有したうえで登山を楽しみましょう。